ゴムバンドの色って何が違うの?負荷が分からない人の選び方入門

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「とりあえず買ってみた」ら、色違いが4本も入っていた

在宅ワークの休憩時間に軽く体を動かしたいと思い、通販でレジスタンスバンドという、輪っかになったゴム製の帯を体に引っ掛けて伸ばすことで負荷をかける道具を注文した。届いた箱を開けると、赤・青・黒・緑と色違いのバンドが何本も入っている。

「これ、全部同じ使い方でいいの?色が違うのは見た目のデザインの違いなだけ?」

そう思って説明書を見ても、英語表記や小さい図しか載っていないことも多く、結局どれを使えばいいのか分からないまま、一番手に取りやすい色を適当に使い始めてしまう人は少なくありません。

実はこの「色」、ただのデザインではなく負荷(伸ばした時の重さの感覚)の強さを示すサインになっています。ここが分からないまま使うと、軽すぎて全く効果を感じられなかったり、逆にきつすぎて数回で挫折してしまったりすることに繋がります。この記事では、運動経験がほとんどない人向けに、色分けの読み方から失敗しない選び方まで、ゼロから解説していきます。

色分けは「メーカー共通のルール」ではない

まず一番大事な前提からお伝えします。

レジスタンスバンドの色は、メーカーごとに独自に決めているものであり、業界で統一されたルールはありません。

つまり「赤だから軽い」「黒だから一番強い」というのは、あくまでそのメーカー内での並び順にすぎず、A社の赤とB社の赤が同じ強さとは限らないんですよね。これを知らないと、「前に使っていたバンドと同じ色を買ったのに全然感覚が違う」という混乱が起きやすくなります。

とはいえ、多くのメーカーではおおよそ次のような並びになっていることが多いと言われています。

  • 黄色・グレーなど薄い色:一番軽い負荷。リハビリや肩・手首のような小さな部位のケアに向く
  • 赤・オレンジ:軽め〜中程度。筋トレの経験がほとんどない人の入門用によく使われる
  • 緑・青:中程度〜やや強め
  • 黒・紫:一番強い負荷。筋トレに慣れてきた人向け

これはあくまで「よくある傾向」であり、絶対のルールではないので、色の印象だけで判断せず、次に説明する数値表示を必ず確認する習慣をつけてください。

パッケージ・商品ページのどこを見ればいいのか

色の並びが会社ごとに違うなら、何を基準に選べばいいのか。答えは「kgf」または「lb」の表示です。

これは「このバンドを、決められた長さまで伸ばした時に、何kg分の重さに相当する負荷がかかるか」を示した数値です。パッケージの側面や、Amazon・楽天の商品ページなら「商品仕様」「規格」といった項目の欄に、以下のような形で書かれていることが多いです。

  • 例:レッド 5〜8kg/グリーン 8〜12kg/ブラック 12〜16kg のように、幅を持った数字で表記されている

この「kgf」表示のあるバンドを選べば、色に振り回されずに強さを比較できます。逆に色名しか書かれていない、極端に安価な商品は避けたほうが無難です。

初心者はまず「1本」で試すのがおすすめ

数字を見ても、自分にとっての「ちょうど良い強さ」はまだ分からないと思います。そこで完全に運動経験がない人には、以下のような選び方をおすすめします。

  • 最初は「5〜8kgf前後」の1本だけを購入する(セット品でも、まずはその中の一番軽いものから使う)
  • 腕を横に伸ばしてバンドを引っ張る動作を10回繰り返してみて、最後の2〜3回で「もう少し頑張らないと伸ばせない」と感じる強さが、今のあなたに合った負荷の目安
  • 楽に20回以上できてしまうなら軽すぎ、5回もできずに苦しいなら強すぎのサイン

なお「10回」「3セット」といった数字自体の意味に馴染みがない方は、詳しくはこちらの記事も参考にしてください:「3セット10回」って何?数字の意味が分からない完全初心者へで基礎から説明しているので、そちらも合わせて読んでみてください。

「レジスタンスバンド」と「トレーニングチューブ」の違いって何?

ここで、地味に混乱しやすいポイントにも触れておきます。輪っか状の平たいゴム帯を「レジスタンスバンド」、両端にグリップ(握る部分)がついた筒状のゴムを「トレーニングチューブ」と呼び分けることが一般的です。

見た目は違いますが、負荷の考え方は同じで、色や太さで強さが変わるという点は共通しています。チューブはグリップがあるぶん握りやすく、握力に自信がない人や、腕を大きく動かす種目をしたい人に向いていると言われています。一方バンドは足に引っ掛けたり、輪に体を通したりする使い方がしやすく、下半身のトレーニングにも使いやすい形状です。

器具の名前や見た目の違いそのものについてさらに知りたい方は、あわせて読みたい:腹筋ローラー?レジスタンスバンド?器具の名前が分からない人の図鑑で一覧的に整理しているので、そちらもチェックしてみてください。

買ったあとに困る「保管」問題

バンドを何本か揃えると、意外と困るのが保管方法です。輪っか状のゴムはそのまま引き出しに入れるとねじれて絡まりやすく、次に使う時にほどく手間がかかります。

  • 小分けのポーチや巾着に、色(強さ)別に1本ずつ入れる
  • 使わない時はできるだけ折り目をつけずに軽く巻いて収納する(強く折り曲げたまま長期間放置すると、ゴムが劣化しやすくなると言われています)

賃貸のワンルームなど収納スペースが限られている場合は、こうした小型の収納グッズを1つ用意しておくだけで、部屋の見た目もすっきりしますし、使うたびに探す手間も減ります。

まとめ

レジスタンスバンドの色は、メーカーごとの独自ルールであり、業界共通の基準はありません。色の印象だけで強さを判断するのではなく、パッケージや商品ページに書かれているkgf(またはlb)の数値を確認することが、失敗しない選び方の第一歩です。

最初の1本は軽めのものから始めて、10回動かした時の感覚を基準に自分に合った強さを見つけていく。この積み重ねが、無理なく続けられるトレーニング習慣につながっていきます。

よくある質問

Q. 色が同じバンドを別のメーカーで買い替えても大丈夫ですか?

A. 色だけを基準に買い替えると、想定より強さが違う可能性があります。前述の通り色分けはメーカー独自のものなので、買い替える際はkgf表示の数値を見て、これまで使っていたものと近い数値の商品を選ぶことをおすすめします。

Q. バンドが伸びきってしまって、元の長さに戻らなくなったのですが交換すべきですか?

A. ゴム製品は使用頻度や保管状態によって劣化していくものと言われています。明らかに伸びが戻らない、表面に亀裂が見えるといった状態であれば、安全のためにも新しいものへの交換を検討してみてください。

Q. レジスタンスバンドとトレーニングチューブ、初心者はどちらを選ぶべきですか?

A. どちらも負荷の考え方は同じなので、明確な優劣はありません。握りやすさを重視するならグリップ付きのチューブ、足に引っ掛ける使い方をしたい場合はバンドが扱いやすいと言われています。手の大きさや使いたい種目に合わせて選んで問題ありません。

Q. 強いバンドを使えば、それだけ早く効果が出ますか?

A. 強さだけを追い求めると、正しい姿勢を保てなくなったり、体に余計な負担がかかったりする可能性があります。個人差があるので、無理のない強さで正しい動きを続けることを優先したほうが、長期的には続けやすいと言われています。

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