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平日の朝、目覚ましから家を出るまでの時間を計ってみたことはありますか。布団を畳む派の一人暮らしだと、着替えて朝食をとって身支度をして…という流れの中で、布団を畳んでから床が完全に空いている時間って、実は10〜15分程度しかなかったりします。夜も同じで、お風呂から出て布団を敷くまでの間、床が使えるのはせいぜい20分前後。
この「床が空いている時間の短さ」こそが、布団派の宅トレが抱える一番の固有の悩みなんですよね。ベッド派なら床の一部さえ空けておけば常時トレーニングエリアを確保できますが、布団派は毎日ゼロから床を占有する権利を手に入れて、また毎日それを手放す生活をしているわけです。
床が空く時間を逃すと起きること
この時間感覚を無視して器具選びをすると、けっこう地味なストレスが積み重なります。
- 出しっぱなしのヨガマットの上に布団を敷くしかなく、マットが皺だらけになる
- 朝、器具を片付ける時間がなくてトレーニングそのものを諦める
- 器具の収納場所を確保できず、結局布団と器具が押し入れの中で場所の取り合いになる
特に3つ目は見落とされがちですが、これがけっこう深刻です。布団を収納するスペースって、押し入れやクローゼットの中でもかなりの体積を占めます。そこに筋トレ器具まで押し込もうとすると、当然どちらかが圧迫されるんですよね。筆者自身、自宅トレを始めた当初にいろいろな器具を買い込んでしまい、結局使う頻度が低いものを後から処分してスペースを作り直した経験があります。布団派の場合はこの「収納の奪い合い」が特に起きやすいので、最初から意識しておいて損はありません。
「畳む→使う→敷く」のサイクルに合わせて器具を選ぶ
布団派の宅トレで大事なのは、器具の性能そのものより「布団のサイクルにどれだけ自然に溶け込めるか」だと感じています。具体的には次の3つの視点で選ぶのがおすすめです。
1. 丸めて布団の隙間に収まるサイズか
ヨガマットは、厚み6mm前後・重量1kg前後の軽量タイプであれば、丸めた状態で布団と押し入れの側面の間にすっと差し込める太さになります。逆に厚み15mm以上の高反発タイプは、クッション性は高いものの丸めた直径が太くなりがちで、布団の収納を圧迫しやすい点は知っておいた方がいいです。
2. 布団と一緒に「ながら収納」できる形状か
フォームローラーは直径14cm・長さ30cm程度のコンパクトなものを選ぶと、布団の脇に転がしておいても圧迫感が少なく済みます。円柱形なので布団の丸みに沿わせて置きやすいのも地味に助かるポイントです。
3. 布団エリアと器具エリアを「箱」で分離する
これが個人的に一番効果を感じた工夫なのですが、布団を収納するスペースと、筋トレ器具を収納するスペースを最初から物理的に分けておくことが、片付けの手間を劇的に減らします。折りたたみ収納ボックスを1つ用意して、そこにヨガマット・フォームローラー・ゴムバンドなどをまとめておけば、布団を畳むタイミングでボックスごと横にずらすだけで床が完全に空きます。幅30〜40cm程度の不織布製やファブリック製のボックスなら、使わないときは薄く畳めるので、押し入れの奥にしまい込んでも邪魔になりにくいです。
時間割で考える、朝派・夜派の使い分け
床が空く時間が限られているなら、その時間をどう使うかも先に決めておくとスムーズです。
- 朝派:布団を畳んだ直後の5〜10分だけ、自重スクワットやプランクなど器具を使わない種目を中心に組む。器具は出さずに済むので、そもそも片付けの手間が発生しない
- 夜派:布団を敷く前の15〜20分で、収納ボックスから器具を出してヨガマット+フォームローラーのセットを使う。トレーニング後、そのまま同じ流れで布団を敷けば片付け忘れが起きにくい
朝はスピード重視、夜はやや腰を据えて、というふうに時間帯によって器具の使う・使わないを切り替えるのが、布団派には合っていると感じます。
床の使い方という点では、収納スペースが極端に限られる部屋の場合、ロフトベッド下のデッドスペースで完結する自宅トレーニング器具選びで紹介しているような発想も参考になるかもしれません。ベッドがない分デッドスペースの取り方は違いますが、限られたスペースをどう区切るかという考え方は共通する部分があります。
和室で布団派の場合の注意点
和室で布団を敷いている場合、床材が畳になるため、器具の跡や凹みが気になる方も多いと思います。この点については畳に凹み跡を残さない和室トレーニング器具の選び方で詳しく扱っているので、そちらも合わせて確認しておくと安心です。
まとめ
布団を毎日畳む派の宅トレで本当に向き合うべきなのは、器具の性能よりも「床が空いている時間の短さ」と「布団の収納スペースとの奪い合い」だったりします。丸めて収まるサイズのマット、布団の脇に置けるコンパクトなフォームローラー、そして布団と器具のエリアを分ける収納ボックス。この3つを揃えておくだけで、片付けのストレスはかなり減らせるはずです。個人差はあるので、自分の朝晩のスケジュールに合わせて時間割自体も調整してみてください。
よくある質問
Q. 布団を敷いたまま、その上でストレッチやトレーニングをしてもいいですか?
A. 布団は沈み込みが大きいため、フォームが崩れやすかったり、バランス系の種目では不安定になりやすいと言われています。可能であれば布団を畳んでから、ヨガマットなど専用の面を用意した方が安定した動作をしやすいです。
Q. ヨガマットとフォームローラーを同じボックスに入れても大丈夫ですか?
A. サイズさえ合えば問題ありません。ただしヨガマットを丸めた状態で長期間圧迫すると、素材によっては巻き癖がつきやすくなるものもあるので、時々広げて形を戻してあげると長持ちしやすいです。
Q. 朝の時間がどうしても取れない日は、無理に器具を出さなくてもいいですか?
A. 大丈夫です。布団派の場合は特に、器具を出す・畳むという手間自体が続かない原因になりがちなので、器具なしでできる自重種目だけの日があっても問題ありません。無理のない範囲で続けることを優先してください。
Q. 収納ボックスはどのくらいの頻度で開け閉めしても傷みませんか?
A. 素材や作りによって差があるので一概には言えませんが、毎日開閉する前提であれば、ファスナーやジッパー部分がしっかりした縫製のものを選んでおくと安心感があります。詳しい耐久性は製品ページの説明を確認してみてください。
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