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通販でダンベルが届いて、箱を開けて、いざ握ってみたら「あれ、なんか思ってたのと違う」——。実はこれ、決して珍しい話ではありません。写真だけを見て重量やデザインで選んだ結果、グリップの太さがまったく考慮されていなかった、というケースは初心者からよく聞く「地味だけど地味に困る」失敗のひとつです。
重量やブランドの比較記事はたくさんありますが、「グリップの太さ」にだけ焦点を当てた記事は意外と少ないんですよね。今回はこの、見落とされがちだけど握りやすさを大きく左右するポイントをじっくり掘り下げていきます。
グリップが合わないとどうなるか
まず、グリップが合わないダンベルを使い続けるとどんなリスクがあるのかを具体的にイメージしてみましょう。
- 手が小さい人が太すぎるグリップを使う場合:指が完全に回りきらず、握力を発揮する前に「滑りそう」という不安感が先に立ってしまう。結果として、本来鍛えたい筋肉より先に前腕がパンパンになり、セットが最後までこなせない
- 手が大きい人が細すぎるグリップを使う場合:手のひらの中でシャフトが遊んでしまい、余計な力で握り込む癖がつく。手首が不自然な角度に逃げやすくなり、負担が偏る
どちらのケースも、共通して起きるのが「本来鍛えたい部位に効かせる前に握力・前腕が先に限界を迎える」という現象です。これでは狙った種目の効果を十分に引き出しにくくなってしまいます。
そもそもダンベルのグリップ径はどれくらいあるのか
ここで基礎知識を整理しておきます。ダンベルの種類ごとに、グリップ(シャフト)の太さにはおおよその傾向があります。
- 固定式・ラバーコーティングタイプ:一般的に直径28mm〜32mm前後のものが多い
- 可変式(プレートを取り替えるタイプ):シャフト自体は25mm〜28mm程度と細めのことが多いが、ロック機構(カラー)が付く分、握る位置によっては手に触れる部分の印象が変わることもある
- 六角ダンベル(ヘックス型):グリップ部分の造形上、太さが30mm前後になりやすい傾向がある
これはあくまで一般的な傾向で、メーカーやシリーズによってかなり差があります。購入前に商品ページの「グリップ径」表記を必ず確認するのが一番確実です。表記がない場合は、レビュー欄に「太い」「細い」といったコメントがないか探してみるのもひとつの手ですね。
手が小さい人(女性・小柄な人)が選ぶ基準
手が小さい方の場合、目安としてグリップ径28mm以下のモデルを軸に探すと、握った時に指がしっかり一周し、力を伝えやすくなる傾向があります。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- グリップ径がカタログに明記されているか
- ローレット加工(滑り止めの網目模様)が細かすぎず、手のひらに食い込んで痛くならないか
- ラバーグリップかどうか(金属むき出しより滑りにくい)
グリップ径だけでなく「シャフトの全長」も一緒に確認すること。太さが合っていても、シャフトが長すぎると持ち手の位置が定まらず、逆に不安定になることがあります。
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手が大きい人(大柄な男性)が選ぶ基準
逆に手が大きい方は、細すぎるグリップだと握った時にシャフトが手のひらの中で泳いでしまい、力が逃げやすくなります。目安としてグリップ径30mm以上のモデルを候補にすると安定しやすい傾向があります。
ただ、実はここで見落とされがちなのが太さよりも「シャフトの長さ」の問題です。特に可変式ダンベルは、プレートを重ねる構造上シャフト自体はコンパクトに作られていることが多く、手が大きい人が握ると小指がシャフトからはみ出してしまうケースがあります。太さだけをチェックして満足していると、実際に握ってから「あれ、小指の置き場がない」と気づくパターンが少なくありません。太さと同時に「全長」も商品スペックで確認する、というのはこの記事で一番伝えたいポイントです。
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グリップ選びで迷ったら「補助アイテム」で調整する
とはいえ、通販だと実際に握ってみることができないので、「これだ」という一台を一発で当てるのは正直難しい面もあります。そんな時に頼れるのが、グローブやリストラップといった補助アイテムです。
- トレーニンググローブ:手のひらとグリップの間にクッション性のある素材が挟まることで、細すぎるグリップの「頼りなさ」も、太すぎるグリップの「食い込み」も、ある程度は緩和できると言われています
- リストラップ:手首を固定することで、握力が逃げた時に手首が不自然に曲がるのを防ぐサポートになるとされています
これらは「グリップが完璧に合っていないこと」自体を解決する道具ではありませんが、多少のミスマッチを吸収してくれるクッション役として持っておくと安心感が違います。
購入前チェックリスト
通販でダンベルを選ぶ際、グリップに関して確認しておきたい項目をまとめておきます。
- 商品ページに「グリップ径」の記載があるか
- シャフトの「全長」の記載があるか
- ローレット加工(滑り止め)の有無と素材(ラバー・金属・ウレタンなど)
- レビュー欄に「握りやすさ」に関するコメントがあるか
- 自分の手のひらの幅・指の長さと、記載されている数値を照らし合わせたか
これらはあくまで購入前の一般的な確認項目であり、実際に握った感触は個人差が大きい部分でもあります。少し余裕を持ったサイズ選びを心がけると失敗が減りやすいでしょう。
まとめ
ダンベルのグリップ太さは、重量やデザインに比べると地味な要素に見えますが、実際に使い始めてからの「握りやすさ」「安定感」に直結する、意外と重要なポイントです。手が小さい人は28mm以下を目安に、手が大きい人は30mm以上かつシャフトの全長にも注目する。そして補助アイテムでミスマッチをカバーする、という考え方で選んでいくと、通販でも大きな失敗は避けやすくなるはずです。個人差が大きい部分でもあるので、自分の手の大きさや握力の感覚に合わせて、無理のない範囲で選んでいってくださいね。
よくある質問
Q. グリップ径が記載されていない商品は避けたほうがいいですか?
A. 必ずしも避ける必要はありませんが、判断材料が減るのは事実です。レビューに握りやすさへの言及がないか探す、似た形状の製品と比較するなど、別の情報源で補うと安心です。
Q. 可変式と固定式、グリップの握りやすさで選ぶならどちらがいいですか?
A. 一般的には固定式のほうがグリップ全体の設計がシンプルで、太さ・長さともに把握しやすい傾向があります。可変式はロック機構の分、握る位置によって印象が変わることがあるため、スペック表記をより注意深く確認することをおすすめします。
Q. グローブをつければグリップの太さは気にしなくていいですか?
A. グローブはあくまで補助的な役割で、グリップの太さそのものを大きく変えるものではありません。極端に自分の手に合わないサイズを選んでしまうと、グローブをつけても根本的な握りにくさは残ってしまう可能性があります。
Q. 女性用・男性用と表記されているダンベルは、グリップも違うのですか?
A. 表記上の違いは主に重量設定を指していることが多く、グリップ径まで明確に区別されているとは限りません。表記だけで判断せず、グリップ径の数値を個別に確認することをおすすめします。
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