物忘れが気になる一人暮らし高齢者の脳トレ×宅トレ習慣

物忘れが気になる一人暮らし高齢者の脳トレ×宅トレ習慣|一人暮らしトレーニングのイメージ画像 一人暮らしトレーニング

(本記事はアフィリエイト広告を含みます。)

先週買ったばかりの醤油を、また買ってしまった。冷蔵庫を開けて「あれ、何を取りに来たんだっけ」と立ち止まる。こういう小さな物忘れが増えてくると、体力の心配とは別の、もう一段静かな不安が湧いてくるものです。

定年後、一人暮らしを続けている方の中には「体は動かした方がいいと分かっているけど、頭の方も何かした方がいいのでは」と、運動と脳トレを別々の課題として抱えている方が多いんじゃないかと思います。実はこの2つ、わざわざ分けて取り組む必要はなかったりします。

運動と脳トレ、別々にやるのは実はもったいない

多くの方は「散歩や体操で体力維持」「クロスワードやパズルで頭の体操」というふうに、運動と認知トレーニングを別メニューとして考えがちです。もちろんそれぞれ単独でも意味はあるのですが、体を動かすことと頭を使うことを同時に行う「デュアルタスク」的なやり方が、専門家の間でも注目されているんですよね。

なぜ同時にやることに意味があるのか、簡単に言うと、日常生活の動作というのは実際「歩きながら会話する」「階段を降りながらお釣りの計算をする」のように、身体動作と認知処理が同時進行していることがほとんどだからです。運動だけ、計算だけを別々に練習しても、この「同時にこなす」という状況そのものへの慣れは育ちにくい、という考え方があります。

一方で、これを何もせずに過ごしてしまうと、体力の低下と物忘れの進行が同時進行で気づきにくいまま進んでしまうリスクがあります。体力低下については「サルコペニア」「フレイル」って何?一人暮らし高齢者向け用語入門で詳しく扱っているので、まだ読んでいない方はそちらも参考にしてみてください。

一人暮らしでも安全にできる「頭を使う宅トレ」

デュアルタスクといっても、難しい器具やスペースは必要ありません。今ある自宅トレの動きに、ちょっとした「頭の作業」を混ぜるだけです。

バランスボードに乗りながら計算・しりとりをする

まっすぐ立つだけでも軽くバランスを取る必要があるバランスボードは、体幹と脚を使う運動になりますが、そこに「100から7を引き続ける」「野菜の名前をしりとりで挙げていく」といった課題を乗せてみます。バランスを保つ集中と、言葉や数字を扱う集中を同時に処理することになるので、体感としては単純な運動よりずっと頭を使います。

  • 最初は何も持たず立つだけから
  • 慣れてきたら数を逆から数える
  • さらに慣れたら「た行の食べ物」など条件付きしりとり

なお、バランスボードは製品によって傾き方の設計が大きく違い、高齢者向けには傾斜が緩やかで、面積が広めのタイプの方が安心して使えます。

転倒が心配な場合は、必ず壁や安定した椅子の近くで行い、最初は数十秒からで十分です。無理に長時間続ける必要はありません。

軽量ダンベルで左右非対称の動きをする

片手だけ肩の高さまで上げる、もう片方は腰に当てる、といった左右で違う動きを組み合わせると、単純な両手同時の運動よりも脳への負荷が増すと言われています。これも運動そのものというより「今どちらの手が何をしているか」を把握し続ける処理の話です。

1kg前後の軽量ダンベルであれば、握力に不安がある方でも扱いやすく、握りの太さがしっくり合うものを選べば手首への負担も抑えられます。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください:一人暮らしの60代が転倒せず続けられる自宅筋トレ器具選び

フィットネストラッカーの記録を「振り返る」時間を作る

トラッカーは運動量を測るだけの道具だと思われがちですが、実は「今日の歩数を昨日と比べて思い出す」という行為自体が、記憶を意識的に引き出す作業になります。数値をただ眺めるのではなく、「先週の同じ曜日はどうだったか」を振り返る習慣にしてみると、運動記録の確認そのものが軽い脳トレになります。

心拍数の変化が見やすい表示のもの、文字が大きく読みやすいディスプレイのものを選ぶと、日々の確認が続けやすくなります。

一人だと続けにくいという現実にも向き合う

こうしたメニューを紹介すると「良さそうだけど、一人でやり続けられる気がしない」と感じる方も多いと思います。実際、周りに一緒にやる人がいない状態でモチベーションを保ち続けるのは、想像以上に大変なことです。これは高齢者特有の話ではなく、一人でトレーニングを続けている人が共通して抱える悩みでもあります。

対策として効果的だと言われているのは、「今日やったことを記録する」というシンプルな仕組みです。トラッカーのアプリでも、手書きのカレンダーに丸をつけるだけでも構いません。「できた記録が積み重なっている」という視覚的な事実が、一人でも続ける後押しになります。

まとめ

物忘れへの不安は、体力の不安とセットで感じやすいものですが、無理に別々のトレーニングを増やそうとしなくても大丈夫です。今の宅トレに「数える」「言葉を探す」「左右を意識する」といった一手間を加えるだけで、体と頭を同時に使う時間に変えられます。

ただし、これはあくまで一般的に効果が期待されているとされる考え方であり、誰にでも同じように当てはまるとは限りません。無理な強度で転倒などにつながらないよう、体調と相談しながら、自分のペースで取り入れてみてください。

あわせて読みたい:妊娠中の一人暮らし女性のための無理なく続ける自宅トレ器具選び

よくある質問

Q. デュアルタスクトレーニングは毎日やらないと意味がないですか?

A. 毎日でなくても構いません。週に数回、無理のない範囲で続ける方が、詰め込んで疲れてしまうより長続きしやすいと言われています。

Q. バランスボードに乗るとふらついて怖いのですが、他の方法はありますか?

A. バランスボードが不安な場合は、椅子に座ったまま片足を上げながら計算をする、といった座位でのデュアルタスクから始める方法もあります。無理にバランス系の器具を使う必要はありません。

Q. 物忘れがひどくなってきた場合、運動だけで対処できますか?

A. この記事で紹介しているのはあくまで生活習慣としての工夫であり、医学的な対処法ではありません。物忘れの程度が気になる場合は、自己判断で運動だけに頼らず、早めに医師に相談することをおすすめします。

Q. 軽量ダンベルはどれくらいの重さから始めるべきですか?

A. 個人差が大きいので一概には言えませんが、1kg前後から始めて、動作に余裕があれば徐々に上げていく方が安全です。持病がある場合や不安がある場合は、始める前に医師に相談してください。

Q. フィットネストラッカーはスマホと連携させないと使えませんか?

A. 製品によって異なります。本体だけで数値を確認できるものもあるので、スマホ操作に不安がある方は、単体表示ができるタイプを選ぶと日々の確認がしやすくなります。

賃貸・狭い部屋でのフィットネス情報を、いち早くLINEでお届けします


💬 LINEで友だち追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました