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「バーベル」で検索したら、まさかの2択で固まった話
筋トレを始めようと思って通販サイトで「バーベル」と検索すると、ちょっと戸惑うことになります。出てくる商品が、まっすぐな棒のものと、真ん中がクネクネと波打った形の棒のもの、2種類あるからです。
「バーベルなんてただの棒じゃないの?」と思っていた人ほど、この時点で手が止まります。名前を見ても「EZバー」「ストレートバー」とだけ書いてあって、何が違うのか、どっちを買えばいいのか、商品説明を読んでもピンとこない。しかも一人暮らしの狭い部屋だと、長さや収納の問題も絡んでくるので、余計に判断がつきにくいんですよね。
この記事では、そもそも「バーベル」が何なのかというところから、2種類の違い、そして狭い部屋で選ぶときに見るべきポイントまで、順番に整理していきます。
そもそも「バーベル」って何をする道具?
まず前提として、バーベルとは、長い棒(シャフト)の両端に円盤状の重り(プレート)を取り付けて使う、重量を増やしながら筋トレをするための道具です。両手で棒の真ん中あたりを持ち上げたり、肘を曲げ伸ばししたりすることで、腕や胸、背中などの筋肉に負荷をかけます。
シャフトやプレートという部品の仕組みについては、詳しくはこちらの記事も参考にしてください:ダンベルの『シャフト』『プレート』って何?仕組みが分からない人へで詳しく説明しているので、まずそちらで基本用語を押さえておくと、この先の話がスムーズに読めると思います。
似た道具にダンベル(片手で持つ短い棒に重りをつけたもの)やケトルベル(取っ手のついた鉄球)がありますが、それぞれ動きの特性が違います。この3つの違いが気になる人はあわせて読みたい:ダンベル・ケトルベル・バーベルの違いが分からない人への図解ガイドも参考にしてください。
ストレートバーとは?
ストレートバーは、名前の通り一直線にまっすぐ伸びた形のバーベルシャフトです。両手を肩幅くらいに広げて棒を握り、腕を曲げ伸ばしする「アームカール」という、腕の力こぶ(上腕二頭筋)を鍛える種目に使われることが多い器具です。
握り方の自由度が高く、手幅を変えながら色々な種目に応用できるのがメリットです。一方で、手首をまっすぐに固定した状態で握るため、人によっては手首や肘に負担を感じやすいという声もあります。
EZバーとは?なぜあの形なのか
一方のEZバーは、真ん中付近が緩やかにS字やW字のようにカーブしている形状のシャフトです。
このカーブには理由があります。人間の手首は、まっすぐ握った状態よりも、少し内側に傾けた(斜めに握った)状態のほうが自然な角度になりやすいんですね。EZバーの波型は、その自然な角度に沿って握れるように設計されているため、同じアームカールをするにしても、手首への負担を感じにくいと言われています。特にアームカールや、二の腕の裏側(上腕三頭筋)を狙う「フレンチプレス」という種目でよく使われます。
ただし、これはあくまで一般的に言われている傾向で、握りやすさの感じ方には個人差があります。実際に手に取ってみないと自分に合うかどうか分からない部分も大きいです。
狭い部屋で選ぶなら、まず「全長」を見る
ここからが、このサイトらしい視点の話です。EZバーとストレートバーの違いというと、握り心地や鍛えられる部位の話ばかりが注目されがちですが、一人暮らしの狭い部屋にとって一番シビアな違いは、実は「全長」なんですよね。
ストレートバーは、種類によっては全長120cm前後のコンパクトなものもありますが、本格的なトレーニング用として売られているものだと180cm、中には220cm近いオリンピックシャフトと呼ばれる規格のものまであります。これを部屋に持ち込むと、6畳間ではまず収まりきらず、壁と壁の間で振り回すこともできません。
一方でEZバーは、構造上そこまで長く作る必要がないため、全長120cm前後のコンパクトなモデルが主流です。狭い部屋でバーベル種目を試したい場合、まず「全長120cm以下かどうか」を最初のふるいにかけて商品を絞り込むのが現実的です。
商品ページで必ず確認すべき3つの欄
初めてバーベルを買う人が見落としがちなのが、商品写真だけを見て「なんとなく良さそう」で決めてしまうことです。実際には、購入前に以下の項目を商品ページの仕様欄でチェックしておく必要があります。
- 全長(シャフト長):cm表記。部屋の一番狭い通路幅よりも短いか必ず確認する
- 耐荷重:シャフト自体とプレートを合わせた最大重量。初心者のうちは余裕を持った表記のものを選ぶと安心
- シャフト径(太さ):一般的な家庭用は径25mm前後、ジム仕様の径28〜30mm台のものはプレートの互換性が異なる場合があるため要確認
特に「シャフト径」は見落とされがちですが、あとから追加でプレートだけ買い足そうとしたときに、既に持っているプレートの穴径と合わずに使えない、というトラブルが起きやすいポイントです。
筆者が「これは失敗だったな」と感じた選び方
これは編集部でリサーチする中で聞いた話ですが、賃貸の一人暮らしでベンチプレス用の長いバーとプレートを揃えたものの、完全に「重量上げ」に特化した専用品すぎて、部屋の中での実用性が低かった、という声がありました。長いストレートバーとフルセットのプレートは、本格的にベンチプレスの重量を伸ばしたい人には向いていますが、狭い部屋でとりあえずバーベル種目を試したいだけの段階では、持て余してしまうケースがあるようです。
最初の一本を選ぶなら、コンパクトなEZバーと軽めのプレートの組み合わせから試して、必要性を感じてから本格的なストレートバーを検討する、という順番のほうが無駄が出にくいかもしれません。
プレートが増えてきたら収納も考えておく
バーベルを使い始めると、次に困るのがプレートの置き場所です。床に転がしておくとつまずきの原因になりますし、部屋の見た目もごちゃついて見えてしまいます。プレートを立てて重ねて収納できるラックがあると、限られたスペースでも整理しやすくなります。
パワーラックやマルチジムのような大型器具まで必要かどうかで迷っている人は、この点については別記事でも詳しく解説しています:「パワーラック」「マルチジム」って自宅に必要?大型器具用語の意味も合わせて確認しておくと、今後の器具選びの方向性が見えやすくなると思います。
まとめ
EZバーとストレートバーの違いは、単なる形の違いではなく、「手首への負担のかかり方」と「部屋に置いたときの現実的な扱いやすさ」の2軸で考えると選びやすくなります。狭い部屋で最初の一本を選ぶなら、全長120cm前後のコンパクトなEZバーから試してみて、物足りなさを感じたらストレートバーの追加を検討する、という段階を踏むのが無理のない進め方です。どちらが優れているという話ではなく、部屋の広さと目的に合わせて選べば良いので、焦らず自分の生活動線に合うものを探してみてください。
よくある質問
Q. EZバーとストレートバー、両方買う必要はありますか?
A. 必須ではありません。狭い部屋のスペースを考えると、まずはコンパクトなEZバー1本から始めて、種目のバリエーションを増やしたくなったタイミングでストレートバーを検討する、という順番でも十分です。
Q. バーベルとダンベルはどちらから揃えるべきですか?
A. どちらが優先というより目的次第ですが、両手で1本を支える動作をしたいならバーベル、左右バラバラの動きをしたいならダンベルが向いています。それぞれの違いはより詳しい内容はこちらへ:ヨガマットと筋トレマットの違いが分からない人への選び方で図解しているので参考にしてください。
Q. 中古のバーベルシャフトを買っても大丈夫ですか?
A. 全長・シャフト径・耐荷重の表記さえ確認できれば中古でも問題ないケースは多いですが、傷や曲がりがないか写真や実物でよく確認することをおすすめします。特にシャフト径は、あとからプレートを買い足す際に互換性のトラブルになりやすいので要注意です。
Q. EZバーは初心者にも使いやすいですか?
A. 一般的には、まっすぐ握るストレートバーよりも手首の角度に無理が出にくいと言われており、初めてバーベル種目に挑戦する人にも取り入れやすい形状とされています。ただし握り心地の感じ方には個人差があるため、実際に使ってみて自分に合うか確かめるのが確実です。
Q. プレートは何キロ分から揃えればいいですか?
A. 完全初心者のうちは、シャフト自体の重量に加えて片側2.5kg〜5kg程度の軽いプレートから始めて、扱いに慣れてから少しずつ買い足していく方法が無理なく続けやすいです。最初から重いセットを揃えると、収納スペースも一気に圧迫されてしまいます。
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