中古の可変式ダンベルにプレート追加、シャフト径・穴形状の確認方法

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フリマサイトで可変式ダンベルを安く手に入れて、「よし、あとはプレートを買い足せば重量アップできる」と思ったのに、届いたプレートの穴がシャフトに入らない——。実はこれ、中古の可変式ダンベルを扱う中で一番よく起きる失敗パターンです。

新品でセット購入する場合はメーカーが規格を揃えてくれているので気にする必要がありませんが、中古のシャフト(本体)に別売りのプレートを後から追加するとなると、話が一気にややこしくなります。見た目は同じ「丸い穴の空いた鉄板」でも、内径がミリ単位で違うだけで一切使えないんですよね。

この記事では、中古の可変式ダンベルにプレートを追加する前に絶対確認しておきたい「シャフト径」と「穴形状」について、具体的な数値とチェック方法を整理していきます。

中古の可変式ダンベル、プレート追加で最初につまずくポイント

まず前提として、可変式ダンベルの交換方式そのもの(ネジ式・スピンロック式・クリップ式など)の仕組みについては、既に別記事で詳しく解説しています。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください:可変式ダンベルのプレート交換方式、仕組みが分からない人への選び方

この記事では「仕組み」ではなく、中古品で規格を後から追加購入するときに、何を測って何を調べれば失敗しないかに絞って書いていきます。

中古ダンベルにプレート追加を検討する人がまず勘違いしがちなのが、「同じくらいの太さに見えれば入るだろう」という感覚です。実際には数ミリの差で、

  • 穴に入らない(きつすぎる)
  • 入っても固定用のネジやクリップが噛まない
  • 入っても左右にガタついて回転してしまう

といったことが普通に起こります。見た目の印象で買ってから合わないと、返品できない中古品では丸ごと無駄になってしまうリスクがあるわけです。

シャフト径を確認する—「28mm」でも安心できない理由

国内で流通しているダンベル用シャフトの太さは、おおよそ以下のあたりに集約されます。

  • 25mm前後(一部の軽量モデル・スピンロック式に多い)
  • 28mm前後(国内メーカーの可変式で最も一般的)
  • 1インチ(約25.4mm)/ 2インチ(約50.8mm)系(海外規格・オリンピックシャフト系)

ここで注意したいのが、「28mm」という表記があっても、メーカーによって外径の実測値が0.5〜1mm前後ずれることがあるという点です。プレートの穴側にも同様の製造誤差があるため、「規格上は同じ表記なのに、実際に組み合わせるとキツすぎて入らない」というケースが中古取引では珍しくありません。

出品者に「シャフト径は何mmですか」と聞いても、多くの人はそこまで把握していないので、可能であれば現物を受け取った後にノギスで実測するのが最も確実です。数百円のノギスでも0.1mm単位まで測れるので、プレートを買い足す前提であれば持っておいて損はありません。

穴の形状で決まる互換性—丸穴・六角穴・スパイダー型

太さが合っていても、穴の「形」が違うとそもそも入りません。プレートの穴形状には大きく次のようなタイプがあります。

  • 丸穴(スタンダード):最も汎用性が高く、市販プレートの多くがこの形状
  • 六角穴:一部の可変式ダンベル専用設計に多く、専用プレート以外はほぼ組み合わせ不可
  • スパイダー型・多角形の特殊穴:メーカー独自規格の可変式ダンベル(着脱がワンタッチでできるタイプなど)に多く、汎用プレートは原則使えないと考えたほうが安全です

このスパイダー型・特殊穴のケースが、実は一番トラブルになりやすいポイントです。「シャフト径だけ合わせれば大丈夫だろう」と思って丸穴の汎用プレートを買ってしまい、結局使えなかったという相談は少なくありません。中古で買った本体がどの方式なのか分からない場合は、プレートを買う前に本体のメーカー名・型番から先に特定するのが順序として正解です。

出品ページに情報がない時の調べ方

フリマサイトの出品ページには、シャフト径や穴形状まで書かれていないことがほとんどです。そういう場合の調べ方として、以下のような手順が実用的です。

  • 本体に刻印されている型番・ロゴをまず確認する
  • 型番が分かれば、メーカー公式サイトや通販ページの製品仕様(スペック表)でシャフト径・対応プレートを確認する
  • 型番が読み取れない・剥がれている場合は、写真を撮ってメーカーのお客様窓口に問い合わせる(対応してもらえるかはメーカー次第)
  • どうしても特定できない場合は、実測値をもとに汎用性の高い丸穴・標準径のプレートから少量だけ試し買いする

なお、そもそも中古品を購入する段階でシリアルや付属品の有無を確認しておくと、この後の型番特定がかなり楽になります。中古購入時に見るべきポイントは以下の記事にまとめているので、まだ購入前の方はこちらも参考にしてみてください。

あわせて読みたい:中古で筋トレ器具を買うときのチェックポイント

プレート追加以外の選択肢—シャフトアダプターという手

シャフト径や穴形状がどうしても合わない場合、シャフトアダプターという中間パーツを使う方法もあります。これは、太いシャフトに細いプレートを通すため(あるいはその逆)のスリーブのようなパーツで、規格違いの組み合わせを物理的に橋渡しする役割を果たします。

ただし、アダプターを挟むとその分シャフトが長くなり、可変式ダンベル本来のコンパクトさが損なわれることもあるので、狭い部屋で使う前提なら「そもそも規格の合う本体・プレートを選ぶ」のが優先順位としては高いと感じます。

なお余談ですが、筆者自身はベンチプレス用のバーやプレートを単体で買って賃貸で使おうとした経験があり、実用性の低さを実感して失敗だったと感じています。重量物を単体で買い足す発想自体が、狭い部屋には合わないケースも多いんですよね。プレート単体の追加より、規格の合う可変式ダンベル本体をそのまま買い替える方が結果的にコンパクトで済む、という判断もあり得ます。

中古シャフトならではの見落としがちなリスク

中古のシャフトには、新品にはない次のようなリスクもあります。

  • ネジ山の潰れ・摩耗:スピンロック式で締め込みが甘くなっている場合、プレートを増やすとガタつきが大きくなる
  • シャフトの微妙な歪み:落下や強い衝撃を受けた個体は、目視では分かりにくい歪みがあることがある
  • サビによる直径の変化:塗装やメッキが剥がれてサビが浮いていると、実測値がカタログ値より太くなっていることがある

これらは購入前の写真だけでは判断しづらいので、可能なら到着後すぐに実測とネジの締め込み具合を確認し、明らかにガタつきが大きい場合は無理にプレートを追加しないという判断も必要です。重量を増やした状態で使用中に緩みが出ると、落下によるケガのリスクにもつながります。

まとめ

中古の可変式ダンベルにプレートを追加する際は、「太さっぽく見える」「重量表記が近い」といった見た目の印象ではなく、シャフトの実測径・穴形状・ネジ規格という3点を先に確認することが何より重要です。特に穴形状がスパイダー型など特殊な設計の場合、汎用プレートはほぼ使えないと考えて、まず本体のメーカー・型番特定を優先してください。

そもそも可変式・固定式の違いから整理したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

この点については別記事でも詳しく解説しています:『可変式』『固定式』ダンベルって何が違うの?初めて買う人へ

よくある質問

Q. シャフト径が分からないまま、とりあえず近い規格のプレートを買ってみるのはアリですか?

A. 数百円程度のリスクなら試してみるのも一つの方法ですが、明らかに合わない規格(太さの差が2mm以上など)は無駄になる可能性が高いです。可能であれば実測してから購入することをおすすめします。

Q. メーカーに問い合わせても型番や仕様が分からない場合はどうすればいいですか?

A. 型番が完全に不明な場合、最終手段として実測値のみを頼りに、丸穴・標準径の汎用プレートから少量だけ試すという方法があります。ただし互換性が保証されるわけではない点は理解しておく必要があります。

Q. シャフトアダプターを使えば、どんな規格でも組み合わせられますか?

A. アダプターにも対応径・対応形状の範囲があるため、「どんな規格でも」というわけではありません。アダプター自体の仕様も事前に確認する必要があります。

Q. プレートを追加する際、鉄製とラバーコーティング製で互換性に差はありますか?

A. 素材自体は互換性に直接関係しませんが、ラバーコーティングは製造上の厚みの誤差が出やすく、穴の内径にわずかな差が生まれることがあります。素材よりも実測値の確認を優先してください。

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