同じダンベルなのに値段が全然違うのはなぜ?初心者向け価格差ガイド

同じダンベルなのに値段が全然違うのはなぜ?初心者向け価格差ガイド|選び方ガイドのイメージ画像 選び方ガイド

(本記事はアフィリエイト広告を含みます。)

初めて自宅トレーニング用のダンベル(手に持って腕や脚を鍛える、鉄アレイのような重り付きの器具のことです)を探そうと通販サイトを開いた人は、たいてい同じところでつまずきます。

「5kg」と書かれた商品を検索窓に入れただけなのに、2,000円台の商品から2万円近い商品までがずらっと並ぶんですよね。重さも見た目もほぼ同じなのに、なぜこんなに値段が違うのか。何も知らない状態でこの画面を見せられたら、誰でも固まると思います。

この記事では、「筋トレの知識はまったくないけど、とりあえずダンベルを1つ買ってみたい」という人向けに、この価格差の正体を整理していきます。

安さだけで選ぶと、あとで困ることがある

結論から言うと、価格差にはちゃんと理由があります。理由を知らずに一番安いものを選んでしまうと、こんなことが起こりがちです。

  • 数ヶ月で表面のゴムやコーティングが剥がれて、中の鉄がむき出しになる
  • 床に置いたときにゴツンと硬い音や振動が響き、階下や隣の部屋を気にすることになる
  • 持ったときの質感がゴツゴツして、素手でのトレーニングがつらい

安いダンベルがすべて悪いわけではありません。ただ、「なぜ安いのか」を知らずに買うと、後から「思っていたのと違った」となりやすいのは事実です。逆に高いダンベルにも、値段なりの理由がちゃんとあります。順番に見ていきましょう。

価格差の正体①:表面の素材とコーティングの厚み

ダンベルの値段を左右する一番大きな要素は、表面に何を使っているかです。

安価なダンベルの多くは、鉄の塊にごく薄いゴムを吹き付けたような作りになっています。一方、価格が上がるものは「ラバーコーティング」と呼ばれる、ゴム素材の層を厚めに巻いた作りになっていることが多いです。

このコーティングが厚いと、次のようなメリットがあります。

  • 床に置いたときの衝撃音・振動が小さくなる
  • うっかり手を滑らせて落としてしまっても、床やダンベル本体が傷つきにくい
  • 手で握ったときの質感が滑らかで、トレーニング中に痛くなりにくい

商品ページを見るときは、「素材」欄に「ラバーコーティング」「クロムメッキ」「ウレタン」などと書かれているかを確認してみてください。何も書かれておらず「鉄製」とだけ表記されている場合は、コーティングがほとんどない、もしくは非常に薄いものである可能性があります。

床への配慮という点では、コーティングだけで完結させようとせず、置き場所にマットを敷く方法も合わせて検討するのがおすすめです。防音・防振対策そのものについては賃貸マンションで筋トレしても大丈夫?防音対策完全ガイドで詳しく扱っているので、気になる方はそちらもあわせて見てみてください。

価格差の正体②:「セット」か「単品」かという表示のトリック

これは初心者が一番混乱しやすいポイントだと思うので、少し詳しく説明します。

通販サイトのダンベルは、「1個の値段」なのか「2個セット(両手分)の値段」なのかが、商品タイトルだけだとぱっと見分けにくいことがあります。

例えば同じ「5kg ダンベル」という商品名でも、片方は片手1個分の重さと値段、もう片方は両手2個セットの重さと値段、ということが普通にあります。当然、後者の方が値段は高く見えますが、1個あたりで計算すると実はそこまで差がない、というケースも少なくありません。

商品ページを開いたら、必ず「1個あたりの重量」なのか「セット合計の重量」なのかを、商品名だけでなく商品説明文や仕様欄まで読んで確認してください。これを見落とすと、「片手分しか届かなかった」「思っていた倍の重さのセットが来た」という失敗につながります。

価格差の正体③:固定式か、可変式かという仕組みの違い

ダンベルには大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 固定式ダンベル:最初から重さが決まっていて、変更できないタイプ
  • 可変式ダンベル:ダイヤルを回したり、プレート(円盤状の重り)を付け外ししたりして、1台で重さを変えられるタイプ

同じ「最大20kg」という表示でも、固定式より可変式の方が値段が高くなる傾向があります。理由は単純で、重さを切り替えるための機構(ダイヤル、留め具、スライド構造など)が内部に組み込まれている分、部品点数も製造コストも増えるからです。

「結局どっちを買えばいいのか」という選び方の基準については、この記事では価格差の理由に絞ってお伝えするに留め、詳しくは『可変式』『固定式』ダンベルって何が違うの?初めて買う人への方を参考にしてもらえればと思います。

通販ページでここだけは見てほしいチェックポイント

専門知識がなくても、以下の3点だけ商品ページで確認すれば、価格と中身のミスマッチはかなり減らせます。

  • 「素材」「材質」欄:ラバー・ウレタン・クロムメッキなど、コーティングの種類が書かれているか
  • 「セット内容」欄:1個の値段か、2個セットの値段かがはっきり書かれているか
  • レビューの写真:文章だけでなく、実際に届いた商品の写真が投稿されているレビューを数件見て、コーティングの剥がれやサビの報告がないか

正直なところ、通販の商品写真だけでは表面の質感やコーティングの厚みまでは判断しきれません。レビューの写真や、購入者が「数ヶ月使ってどうだったか」を書いているコメントの方が、参考になることが多いです。

予算別に見る、初心者向けダンベルの目安

あくまで一般的な傾向としてですが、価格帯ごとにこんな違いが見られます。

  • 〜3,000円台:コーティングが薄め、または鉄がそのまま露出しているタイプが中心。とりあえず自重トレーニング(器具を使わず自分の体重だけを負荷にするトレーニングのこと)にダンベルの負荷を少し足したい、という段階の人向け
  • 5,000円〜1万円台:ラバーコーティングがしっかりしているセット物が増えてくる価格帯。床音や手触りへの配慮がされているものが多い
  • 1万円台後半〜:可変式や、収納ケース付き、耐荷重の高いベンチとのセットなど、付加価値が加わってくる価格帯

筆者自身、自宅の器具の中ではダンベルとベンチ(トレーニング用の細長い椅子のような台)の組み合わせが一番活躍していると感じています。この2つさえあれば体の色々な部位を鍛える種目に対応できるので、最初の投資先としては優先度が高い部類だと思います。だからこそ、最初の1台は「安いから」だけで決めず、素材とセット内容だけは確認してから選んでみてください。

まとめ

同じ重量表示のダンベルでも、値段が違うのには「表面素材とコーティングの厚み」「単品かセットか」「固定式か可変式か」という、はっきりした理由があります。

安いものが悪いわけでも、高いものが正解というわけでもありません。自分がどんな場所でどう使うのかをイメージした上で、商品ページの素材欄とセット内容欄だけは必ず確認するというのが、失敗を減らす一番の近道だと思います。個人差もあるので、迷ったら実際のレビュー写真をいくつか見比べてみるのがおすすめです。

よくある質問

Q. 一番安いダンベルを買って、後から後悔することはありますか?

A. コーティングが薄いタイプだと、数ヶ月の使用でゴムが剥がれてくることがあると言われています。すぐに買い替えが必要になるわけではありませんが、長く使いたい場合はコーティングの厚みを商品説明で確認しておくと安心です。

Q. ダンベルの重さの表示は、片手分と両手分どちらが基準ですか?

A. サイトやメーカーによって表記の基準が異なります。商品タイトルだけで判断せず、商品説明の「セット内容」や「重量詳細」の欄まで確認するのがおすすめです。

Q. 高いダンベルを買えば、それだけ効果も高くなりますか?

A. 値段の高さは主に素材の質や機構の複雑さに関係するもので、トレーニングの効果そのものを保証するものではないとされています。継続して使えるかどうかや、自分の生活環境に合っているかどうかの方が重要だと考えられます。

Q. 中古のダンベルを買うのはアリですか?

A. 選択肢としてはあり得ますが、コーティングの劣化状態やサビの有無を実物または写真でよく確認する必要があります。中古ならではの注意点は別途整理する価値があるテーマなので、機会があれば詳しく扱いたいと思います。

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