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「思っていたより大きかった」「箱を開けたら部屋に入らなかった」——筋トレ器具の通販で、実はこういう失敗談は少なくありません。特にトレーニングベンチという、座ったり寝転んだりしてダンベルを使う運動をするための台のような器具は、届いてから「え、こんなに場所を取るの」と驚く人が多いアイテムです。
この記事では、これから初めて筋トレ器具をネット通販で買おうとしている人向けに、商品ページの「サイズ」欄と「耐荷重」欄を、具体的にどこをどう見ればいいのかをまとめました。専門用語や器具名が出てくる場合は、その都度説明を添えていきます。
見ずに買うと何が起きるのか
まず、サイズと耐荷重をきちんと見ないまま購入すると、どんなことが起きるのか。実際にありがちなパターンを挙げてみます。
- 折りたたんでも部屋の隅に収まらず、通路をふさいでしまう
- 玄関やドアの幅を超えていて、そもそも部屋に運び入れられない
- 耐荷重を超えた状態で使い、器具がきしんだり歪んだりする
- 床の耐荷重を考えずに重い器具を置き、賃貸の床材にダメージを与えてしまう
特に「耐荷重を超えて使う」というのは、単に器具が壊れるだけでなく、使用中の転倒やケガにもつながりかねないポイントです。だからこそ、この2つの欄は「なんとなく」ではなく、意味を理解した上で確認する必要があります。
そもそも「サイズ」欄には何が書いてあるのか
通販ページのサイズ欄には、たいてい次の2種類の数値が混在しています。
- 使用時サイズ:実際に器具を広げて使っているときの寸法
- 収納時(折りたたみ時)サイズ:使わないときに畳んだ状態の寸法
完全初心者が特にやりがちな失敗が、この2つを混同してしまうことです。「収納時サイズが幅60cm×奥行き30cmだから狭い部屋でも余裕」と思って買ったら、実際に使うときには幅60cm×奥行き130cmまで広がる、というようなケースは珍しくありません。
商品ページを見るときは、必ず「使用時」と「収納時」の両方の数値を確認し、実際に使うときに必要なスペースを把握することが最初の一歩です。部屋のどこにどれくらいのスペースが確保できるかについては、自宅トレに必要な広さは何畳?内見でチェックすべき3つの目安でも詳しく触れているので、あわせて確認してみてください。
「耐荷重」欄、実はここに盲点がある
耐荷重とは、簡単に言うと「その器具が壊れずに支えられる重さの上限」のことです。ここまでは何となくイメージがつく人も多いと思います。
ですが、完全初心者が見落としがちなポイントがひとつあります。それは、耐荷重の数値が「何の重さを指しているのか」が製品によって違うということです。
例えば、トレーニングベンチの耐荷重が「150kg」と書かれていたとします。これが「ユーザー本人の体重の上限」を指しているのか、それとも「ユーザーの体重+持っているダンベルの重さの合計」を指しているのかは、製品によって表記の仕方が異なります。体重70kgの人が20kgのダンベルを両手に持ってベンチに寝転べば、ベンチにかかる負荷は単純計算で90kg以上になります。この合計をベンチの耐荷重が想定しているかどうかは、意外と見落とされがちなポイントです。
- 商品説明欄に「使用者体重」なのか「総耐荷重」なのか明記されているか確認する
- 明記がなければ、余裕を持って自分の体重+扱う予定の重量の合計より、数十kg以上高い耐荷重の製品を選ぶ
- Q&Aやレビュー欄に、同じような使い方をしている人の声がないか探してみる
この視点を持っているかどうかで、「表記通りの体重の人しか使えないと思っていた」という誤解を防げます。
ダンベル・ヨガマットは何を見ればいいか
ベンチ以外の器具についても、見るべきポイントは少しずつ違います。
ダンベルという、片手または両手で持ち上げて筋肉に負荷をかける、鉄アレイのような形の道具の場合は、サイズよりも「重量の単位」と「1個あたりの重さの調整幅」を確認しましょう。「kg」表記か「lb(ポンド)」表記かを間違えると、想定していたより軽い・重いものが届くことがあります。単位の違いについては別記事で詳しく扱っているので、そちらも参考にしてください。
ヨガマットについては、そもそも「ヨガマットとトレーニングマットは何が違うの?」と疑問に思う人も多いはずです。簡単に言うと、ヨガマットは薄く柔らかい素材で、ヨガのようなゆったりした動きの床との密着感を重視して作られています。一方でトレーニングマットは、腕立て伏せやダンベルを使う運動など、多少の衝撃や重さがかかる動きを想定して、厚みや耐久性を重視して作られていることが多いです。通販ページの「厚み(mm)」の欄をチェックし、床に膝や肘をつく動きが多いなら厚み10mm以上を目安に選ぶと、痛みを感じにくくなります。
購入前に確認しておきたいチェックリスト
以下は、通販ページを見るときに最低限確認しておきたい項目です。
- 使用時サイズと収納時サイズ、両方の数値を確認したか
- 玄関・部屋のドア幅を器具の最大サイズと比べたか
- 耐荷重が「使用者体重のみ」か「総重量」かを確認したか
- 自分の体重+扱う予定の重量より、耐荷重に十分な余裕があるか
- 床材(フローリングか畳か)と器具の重さのバランスを考えたか
床の耐荷重や防振については、この記事だけでは扱いきれない部分もあるので、詳しくは各記事を参考にしてください。
筆者の経験から一言
筆者自身、引っ越しを経験した際に、大きすぎる器具は段ボールに収まらず、結局バラせるかどうか・サイズが小さいかどうかを重視するようになりました。今振り返ると、最初に器具を選ぶ段階で「使用時サイズ」だけでなく「将来的に運び出せるかどうか」まで見ておけばよかったと感じています。通販ページのサイズ欄は、今の部屋だけでなく、将来の引っ越しのことまで考えるヒントになる、という視点も持っておくと良いかもしれません。
どこで買うかも意外と重要
サイズや耐荷重の情報の正確さは、実は「どこで買うか」によっても差があります。通販サイトと実店舗では、確認できる情報の量や実物を触れるかどうかが大きく違うので、迷っている人は筋トレ器具ってどこで買うの?店と通販の違いが分からない人へも参考にしてみてください。
まとめ
通販ページの「サイズ」「耐荷重」欄は、一見数字が並んでいるだけに見えますが、実は「使用時と収納時のどちらの数値か」「耐荷重が体重のみか合計重量か」といった、読み解き方次第で受け取れる情報量がまったく違ってきます。完全初心者のうちは特に、この2つの欄を「なんとなく眺める」のではなく、意味を理解した上でチェックする習慣をつけておくと、届いてから後悔するリスクをかなり減らせるはずです。もちろん製品によって表記のルールは異なるので、不明な点があれば購入前に販売ページの説明やレビューをよく確認してみてください。
よくある質問
Q. サイズ欄に「使用時」の記載がない商品はどうすればいいですか?
A. 商品写真に人が使っている様子が写っていないか確認したり、レビュー欄で「思ったより大きかった/小さかった」というコメントがないか探してみるのがおすすめです。不明な場合は、販売ページの質問コーナーから問い合わせてみるのも一つの手です。
Q. 耐荷重ギリギリの製品を選んでも大丈夫ですか?
A. 表示されている耐荷重ギリギリの使い方は、経年劣化や使い方の癖によって余裕がなくなっていく可能性があります。一般的には、想定している体重・重量よりも余裕を持った耐荷重の製品を選ぶ方が安心とされています。
Q. 中古の筋トレ器具を買う場合もサイズ・耐荷重は同じように確認すべきですか?
A. はい、むしろ中古の場合は経年劣化によって、購入時の表示耐荷重より実際の強度が落ちている可能性もあるため、より慎重に確認しておきたいポイントです。
Q. マンションの床の耐荷重も気にした方がいいですか?
A. 器具単体の耐荷重だけでなく、床にかかる重さ・衝撃も考慮しておくと安心です。特に重量のある器具を使う場合の床対策については、他の記事でも詳しく扱っているので、あわせて確認してみてください。
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