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筋トレを始めようとAmazonや楽天で検索してみたら、「レジスタンスバンド」「トレーニングチューブ」「フィットネスループ」「エクササイズバンド」……似たような名前の商品がずらっと並んでいて、結局どれが自分に必要なのか分からなくなった、という経験はないでしょうか。
実はこれ、名前が違うだけで中身は同じ、というわけではありません。形が違えば、できる動きも、鍛えられる場所も変わってきます。この記事では、初めてゴム製のトレーニング器具を買う人に向けて、まず「そもそも何が違うのか」を整理していきます。
そもそも「レジスタンスバンド」って何をする道具?
レジスタンスバンドとは、ゴムでできた帯状・チューブ状の道具のことで、引っ張ったり伸ばしたりすることで筋肉に負荷をかけるために使うものです。ダンベルのように「重さ」で負荷をかけるのではなく、「ゴムの伸びにくさ」を利用して負荷をかける、という点が大きな違いになります。
この「レジスタンスバンド」という言葉自体は、実は形が違う複数の道具をまとめて指す総称なんですよね。だからサイトによって「バンド」「チューブ」「ループ」と呼び名が分かれていて、初心者から見ると余計に混乱しやすい状態になっています。
ちなみに、レジスタンスバンドを使ったトレーニングは、ダンベルやマシンといった従来の器具と比べても同程度の筋力向上効果が得られると報告するメタ分析もあり、「ゴムだから効果が弱い」というわけではなさそうです。ただしこれは複数の研究をまとめた傾向の話であり、種目やフォーム、負荷の強さによって個人差はあります。
形で見分ける3つの種類
ECサイトで見かける「バンド系」の道具は、大きく分けると次の3種類に整理できます。
① ループバンド(輪っかタイプ)
輪ゴムを大きくしたような、継ぎ目のない輪っか状のゴムです。持ち手やハンドルはついていません。
主に足首や膝の少し上に巻きつけて、お尻を天井方向に持ち上げるような種目(ヒップスラストと呼ばれる、仰向けで腰を上げ下げする動きなど)や、脚を横に開く動きに使われることが多いです。下半身のお尻・太もも周りを狙う場面でよく登場します。
② ハンドル付きチューブ(持ち手タイプ)
紐状に長く伸びるチューブの両端に、握るための持ち手(ハンドル)がついているタイプです。手で握って引っ張る、押し出すといった動きに向いているため、腕を引き寄せる動き(ロウイングと呼ばれる、ボートを漕ぐような動き)や、腕を前に押し出す動きなど、上半身のトレーニングに使われることが多くなります。
③ ドアアンカー(固定具)
これは単体では使いません。ハンドル付きチューブの真ん中あたりをドアの隙間に挟んで固定するための小さな器具です。これがあると、チューブを踏んで固定する以外の方法で、体の高い位置や横方向にも負荷をかけられるようになり、種目のバリエーションがぐっと広がります。
賃貸だと壁や柱を傷つけたくない、原状回復ができるか不安、という人も多いはずです。ドアアンカー選びの具体的な注意点は詳しくはこちらの記事も参考にしてください:原状回復OKなドアアンカー式レジスタンスバンドの選び方で詳しく触れているので、気になる人はそちらも参考にしてください。
なぜ形によって鍛えられる場所が変わるのか
ここが今更聞けないポイントかもしれませんが、ゴムバンドはダンベルと違って伸ばせば伸ばすほど負荷が強くなるという特徴を持っています。ダンベルは持ち上げている間ずっと同じ重さですが、ゴムは伸びきる直前が一番きつく感じますよね。
この「伸びるほど強くなる」という性質があるからこそ、輪っかにして脚に巻けば脚を開く動きの負荷になり、両端にハンドルをつければ腕を引く・押す動きの負荷になる、というように形状によって「どの関節をどの方向に動かすか」が決まってくるわけです。単に持ちやすさの違いではなく、体のどの動きに負荷を乗せたいかによって、選ぶべき形が変わってくる、という理屈になります。
商品ページで見るべき3つの欄
似た商品が並んでいるとき、パッケージや商品ページで確認したいのはこの3点です。
- 「セット内容」の欄:バンド本体だけなのか、ハンドルやドアアンカー、足首用のストラップまで同梱されているのかを確認する
- 「素材」の欄:天然ラテックスか、TPE(熱可塑性エラストマー)かを確認する。ラテックスアレルギーがある人はここを必ずチェック
- 「強度」「負荷」の表記:ポンドやkg表記、あるいは色分けで強さが示されている場合が多い。色による負荷の違いについてはあわせて読みたい:ゴムバンドの色って何が違うの?負荷が分からない人の選び方入門で詳しく整理しています
特に素材の欄は、肌に直接触れる道具である以上、見落とすと痒みやかぶれの原因になりかねないので必ず確認してください。
初めての1本、どれを選べばいい?
完全に初めてで「まずは1つだけ」と考えているなら、ハンドル付きチューブ+ドアアンカーがセットになった商品から始めるのが無難です。理由は単純で、上半身・下半身どちらの動きにも比較的応用が利き、ドアアンカーがあれば固定して使う種目の幅も広がるからです。
筆者の周りでも、最初にループとチューブを両方買ってみたものの、結局ドアに固定できるハンドル付きチューブばかり使い、ループはしまい込んだままになった、という話を聞いたことがあります。最初から全種類揃える必要はなく、自分がどの部位を優先して鍛えたいかで1つに絞ってみるのがおすすめです。
この点については別記事でも詳しく解説しています:腹筋ローラー?レジスタンスバンド?器具の名前が分からない人の図鑑
まとめ
レジスタンスバンド・チューブ・ループはすべて「ゴムの伸縮を使って負荷をかける」という点では共通していますが、形状によって狙える体の部位や動きが変わるという違いがあります。
- ループバンド:輪っか状。下半身の種目に向く
- ハンドル付きチューブ:持ち手がついた紐状。上半身の種目に向く
- ドアアンカー:チューブを固定する補助具。種目のバリエーションを広げる
まずは1本、自分の目的に合った形を選ぶところから始めてみてください。あくまで一般的な傾向の話なので、実際に使ってみて自分に合わなければ買い足したり買い替えたりすればいい、くらいの気持ちで構いません。
よくある質問
Q. ループバンドとチューブ、両方買わないとダメですか?
A. 必須ではありません。まずはどちらか一方から始めて、物足りなさを感じたときにもう一方を買い足す、という流れで十分です。最初から全種類を揃えると、結局使わないまま収納スペースを圧迫してしまうこともあります。
Q. ゴムが臭う気がします。不良品でしょうか?
A. 天然ラテックス製のバンドは、開封直後にゴム特有のにおいがすることがあります。多くの場合は使用しているうちに気にならなくなりますが、においが強く不安な場合は商品ページの素材表記を確認し、TPE製に切り替えるのも一つの方法です。
Q. ドアアンカーは賃貸のドアを傷つけませんか?
Q. バンドの強度(負荷)はどう選べばいいですか?
A. 色や数字で強度が表示されている商品が多いですが、体力には個人差があるため、最初は複数の強度がセットになった商品を選び、種目ごとに使い分けるのがおすすめです。詳しくはより詳しい内容はこちらへ:ヨガマットと筋トレマットの違いが分からない人への選び方を参考にしてください。
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