ダンベルの『シャフト』『プレート』って何?仕組みが分からない人へ

ダンベルの『シャフト』『プレート』って何?仕組みが分からない人へ|用語集のイメージ画像 用語集

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初めて可変式ダンベルを注文して、箱を開けた瞬間に固まった――という経験、実は少なくないんじゃないかと思います。

商品ページには「シャフト」「プレート」「ロックカラー」なんて言葉が当たり前のように並んでいて、説明書を読んでも「え、これどこに何をどうすればいいの」となる。私自身、自宅の器具の中でダンベルとベンチ(座って寝転んで使う台のようなトレーニング器具)が一番買ってよかったと感じているのですが、それは裏を返せば、最初は「重さを変えるだけなのに、なぜこんなに部品が多いんだ」と戸惑ったということでもあります。

この記事では、そもそもダンベルがどういうパーツで構成されているのか、なぜ重さを変えられる仕組みになっているのかを、専門用語を一つずつ解体しながら説明していきます。

そもそもダンベルってどんな構造になっているの?

まず大前提として、ダンベルは片手で持つ棒状の器具で、両端に重り(プレート)がついているものを指します。この「持つ部分」と「重りの部分」がそれぞれ別の名前を持っている、というのが混乱の始まりなんですよね。

  • シャフト:真ん中の握る部分(棒)のこと。手で握るグリップと、その両端に重りを取り付けるための軸を含みます
  • プレート:シャフトの両端に取り付ける、円盤状の重り
  • カラー(ロックカラー):プレートがシャフトから抜け落ちないように固定するパーツ

つまり「シャフトという軸に、プレートという重りを何枚か通して、カラーで固定する」というのが、昔ながらの一般的なダンベルの基本構造です。バーベル(両手で持つ長い棒に大きなプレートを付けて使う器具)も基本的には同じ仕組みで、シャフトが長くなっただけと考えると分かりやすいと思います。この違いについては詳しくはこちらの記事も参考にしてください:ダンベル・ケトルベル・バーベルの違いが分からない人への図解ガイドで図解しているので、そちらも参考にしてみてください。

可変式ダンベルは「プレートの出し入れ」を自動化した器具

一人暮らしで置き場所に困る人に人気の可変式ダンベルは、この「プレートを手で抜き差しする」という作業を、ダイヤルやピンを操作するだけで済むようにした器具です。

仕組みとしては、大きく分けて2タイプあります。

  • ダイヤル式(回転式):側面のダイヤルを回すと、内部のピンが差し込まれるプレートの枚数を切り替える仕組み。台座にダンベルを置いた状態でダイヤルを回し、必要な枚数だけを持ち上げて外に運び出すイメージです
  • ピン差し込み式:スタック(積み重なったプレート)にピンを差し込む位置を変えることで、持ち上げるプレートの枚数を調整する仕組み

どちらも「持ち上げる時だけ、必要な枚数のプレートがくっついてくる」という原理は共通しています。プレート同士が磁石やはめ込み構造でくっついているので、選んだ重さの分だけがまとまって持ち上がる、という理屈です。

ここで一つ、見落とされがちな注意点があります。可変式ダンベルの「最軽量」は、思っているより軽くないことが多いんです。例えば商品ページに「2.5kg〜24kg」と書かれていても、シャフトとカラー自体にすでに2kg前後の重さがあるため、「1kgだけ持ちたい」という使い方はできない製品がほとんどです。初めて買う人は、この最小重量の欄を必ず確認してから選んでみてください。

あわせて読みたい:収納できる可変式ダンベルの選び方

商品ページのどこを見れば失敗しないか

初めて可変式ダンベルを選ぶ際、専門用語だらけの商品説明の中で、最低限チェックしておきたい欄は次の3つです。

  • 可変範囲:「〇kg〜〇kg」という表記。上限だけでなく下限(最小重量)も必ず確認する
  • 調整幅(刻み幅):「2.5kg刻み」「1kgごと」など、重さをどれくらい細かく変えられるか。刻みが粗いと、少しずつ負荷を上げていきたい時に困ることがあります
  • ロック機構の種類:ダイヤル式かピン式か。ダイヤル式は操作が直感的な反面、内部にギアのような機構が入っているため、ダイヤル式の方が価格帯がやや高くなる傾向があります

このあたりのスペック表記は製品ごとにバラバラなので、写真だけでなく仕様欄の文字までしっかり読むことをおすすめします。

ロック機構付きダンベルが安心な理由

可変式でも固定式でも、初心者が一番怖いのは「持ち上げている途中でプレートが外れる」ことです。これを防ぐのがロック機構やカラーの役割で、ロックがきちんとかかっているかを毎回目視で確認する習慣だけは、絶対に省略しないでください。

固定式(重さが変えられないタイプ)のダンベルであっても、シャフトの両端にネジ式・スプリング式のカラーが付いている製品を選べば、プレートの脱落リスクはぐっと下がります。

ダンベルラックがあると「置き場所」の悩みも解決する

パーツの仕組みが分かってくると、次に気になるのが「じゃあこれ、床に転がしておいていいの?」という置き場所の問題です。特に可変式ダンベルは、台座部分(プレートを積んでおくトレイ)自体が家具のような見た目のものも多く、専用のラックに置くことで生活動線の邪魔にならずに済みます。

  • 床への直置き:床材によっては傷や凹みの原因になることがある
  • ラック使用:床との接地面が安定し、取り出す動作もスムーズになる

私自身、器具を選ぶ際は収納性以上に「部屋の風景になじむかどうか」を密かに重視しているのですが、ラックはその意味でもインテリアの一部として溶け込みやすいアイテムだと感じています。

まとめ

シャフト・プレート・カラーという基本の3パーツさえ分かれば、可変式ダンベルの「ダイヤルを回すと重さが変わる」という仕組みも、決して魔法ではなく、プレートの抜き差しを自動化しただけだと理解できるはずです。商品を選ぶ際は、可変範囲・調整幅・ロック機構の3点をチェックし、最小重量が自分の使い方に合っているかを必ず確認してみてください。仕組みが分かれば、あとは自分の生活スタイルに合った1台を選ぶだけです。

よくある質問

Q. シャフトだけ壊れた場合、パーツだけ買い足すことはできますか?

A. 製品やメーカーによります。固定式のダンベルであればシャフト単体やカラーの補修パーツが販売されていることもありますが、可変式ダンベルは内部機構が複雑なため、パーツ単位での購入・修理に対応していない製品も多いです。購入前にメーカーのサポート体制を確認しておくと安心です。

Q. プレートの穴のサイズはどのダンベルでも同じですか?

A. いいえ、統一されていません。プレートの穴径にはいくつかの規格があり、シャフトの太さも製品によって異なります。そのため「プレートだけ他社製品と組み合わせて使う」というのは基本的にできないと考えておいた方がよいです。

Q. ロックカラー(ネジ式)が固くて回らない時はどうすればいいですか?

A. 無理に力任せに回そうとすると、シャフトのネジ山を傷めてしまうことがあります。まずは説明書に記載された取り付け方向・締め方を確認し、それでも動かない場合はメーカーへの問い合わせを検討してみてください。

Q. ダイヤル式と固定式(プレート手動着脱式)、初心者にはどちらがおすすめですか?

A. どちらが優れているというより、生活スタイル次第です。頻繁に重さを変えたい人にはダイヤル式が扱いやすい一方、構造がシンプルな固定式の方が壊れにくく価格も抑えやすい傾向があります。個人差があるので、自分がどれくらいの頻度で重さを変えたいかを基準に選ぶとよいと思います。

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