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「1日3食しっかり食べてるのに、なぜか体重が増えない」という声、よく聞きます。実際、食が細い体質の人にとって、増量期の一番の壁は「トレーニングの負荷」じゃなくて「カロリーを摂り切る前に満腹になってしまうこと」だったりするんですよね。
普通のプロテインは1食あたり100〜150kcal程度で、たんぱく質補給がメイン。でも痩せ型体質の人が本当に必要としているのは、たんぱく質だけじゃなく「無理なく摂れる余剰カロリー」の方だったりします。ここでウエイトゲイナー(mass gainer)という選択肢が出てくるわけですが、これ、選び方と保管方法を間違えると、狭いワンルーム暮らしだと結構つらいことになるんです。
ウエイトゲイナーとは?プロテインとの違い
まず基本の整理から。ウエイトゲイナーは、たんぱく質に加えて炭水化物や脂質を多く含んだパウダーのことです。プロテインとの一番の違いは、1食あたりのカロリーの高さにあります。
- 一般的なプロテイン:1食あたり100〜150kcal程度
- ウエイトゲイナー:1食あたり400〜1200kcal程度のものも多い
この差が、体重が増えにくい体質の人にとっては大きな意味を持ちます。食事だけでカロリーを積み上げようとすると、お腹がいっぱいで箸が止まってしまう。でも液体(ドリンク状にしたパウダー)なら、固形物よりも比較的飲み込みやすいと言われていて、結果的に総摂取カロリーを積み上げやすくなる、という理屈です。
プロテインとの違いについては自宅トレーニング向けプロテインの選び方比較でも詳しく比較しているので、まずは「自分に本当にゲイナーが必要か」を見極めたい人はそちらも参考にしてみてください。
ウエイトゲイナー選びで見るべき3つの数値
パッケージを見てもカロリー表示の場所がバラバラで、正直分かりにくいんですよね。以下の3点だけは必ずチェックしましょう。
- 1食あたりのカロリー:400kcal前後の「マイルド系」と、800〜1200kcalの「ハイカロリー系」で選ぶべき人が違う
- 炭水化物とたんぱく質の比率:一般的に「ゲイナー」を名乗る製品は炭水化物の比率が高め。たんぱく質量も併せて確認する
- 1食あたりの推奨水分量:水や牛乳をどれだけ必要とするかで、消化のしやすさが変わってくると言われている
ここで見落とされがちなのが「自分の1日の食事だけで摂れているカロリー」との差分で選ぶ、という視点です。体重が増えないことに悩んでいる人ほど、いきなり1200kcalの製品に手を出しがちなんですが、普段の食事量が少ない体質の人がそれをプラスすると、逆にお腹がキツくて続かなくなるケースも多いと言われています。まずは400〜600kcal程度のマイルドなものから試して、体が慣れてきたら増やす、という段階的なアプローチのほうが無理なく続けられる、という考え方もあるようです。
体質的にお腹を壊しやすい人や、乳製品でお腹がゴロゴロする人は、原材料表示で乳糖(ラクトース)の含有量や、ソイ・オーツ由来の炭水化物を使っているタイプを選ぶ、という選択肢もあります。この辺りは個人差が大きいところなので、自分の体調と相談しながら合うものを探していくのが良さそうです。
なぜ「量」で失敗しやすいのか
ゲイナーで一番多い失敗は、実は味や成分よりも「量の見誤り」だと言われています。理由は単純で、ゲイナーのパッケージは基本的に大容量前提の設計になっているからです。
一般的なプロテインが1kg〜2kg程度で売られているのに対して、ゲイナーは3kg〜5kg、中には6.8kg(15lb)クラスの大袋もあります。これは「増量に必要な総カロリーを確保するには、それだけの量が必要」という理屈なんですが、狭いワンルームに住んでいる身からすると、これがそのまま収納の悩みに直結してくるんですよね。
大容量プロテインの置き場所や購入量についてはプロテイン定期便が溜まって困る人のための購入量・保管見直し術でも触れているので、「そもそもどのくらいの量を買うべきか」という購入計画から見直したい人はそちらも参考にしてみてください。
狭いキッチンでのゲイナー保管術
ここからが、この記事で一番伝えたいポイントです。ゲイナーは容量が大きいだけでなく、開封後の湿気対策がプロテイン以上に重要になります。理由は、炭水化物を多く含む分、湿気を吸うとダマになりやすく、風味も落ちやすいからです。
対策としては以下の3つが基本になります。
- 純正の袋のまま保管せず、密閉できる保存容器に移し替える
- 容量に対してひとまわり大きめの容器を選ぶ(粉が膨張・固まった際に取り出しやすくするため)
- キッチンの直射日光が当たる場所・コンロ周りの高温多湿な場所を避ける
容器のサイズ選びで地味に困るのが、ゲイナーの袋は5kg近くあると縦長で、シンク下や吊り戸棚の奥行きに収まらないことがある点です。購入前に、収納したい場所の奥行きを実際にメジャーで測ってから容器のサイズを決めることをおすすめします。
計量スプーンは「純正」を使い続けるべき理由
これも見落とされがちなポイントなんですが、ゲイナーは製品ごとに1杯あたりのグラム数(密度)がまったく違うため、他の製品の付属スプーンを使い回すと、カロリー計算が大きくズレます。
一般的なプロテインパウダーが1杯あたり約30gに設計されていることが多いのに対し、ゲイナーは炭水化物の粒子が大きい・軽いことがあり、同じ「1杯」でも重さが全然違う、というケースがあるんですよね。これに気づかず、以前使っていたプロテインの計量スプーンで「1杯」を測ってしまうと、思ったよりカロリーが少なかったり多かったりして、増量計画がズレていくことになります。
- 製品を切り替えるたびに、パッケージに記載された「1食分のグラム数」をキッチンスケールで一度実測する
- 純正スプーンが同梱されていない場合は、グラム単位で計量できるデジタルスプーンを別途用意する
このひと手間だけで、狭いキッチンでも量を目分量に頼らず、正確な増量ペースを保ちやすくなります。
飲み方・タイミングの考え方
ゲイナーはカロリーが高いぶん、一度に飲むと消化に負担がかかると感じる人もいます。個人差はありますが、以下のような分割摂取を試している人も多いようです。
- 就寝前や間食のタイミングなど、食事の合間に1回分を追加する
- 1回の量を減らして、2〜3回に分けて摂る
- 筆者自身はダンベルとベンチを使った自宅トレーニングを続けているタイプですが、体重が増えにくい時期は、トレーニング直後の1回だけでなく、間食としても取り入れることで無理なくカロリーを積み上げられた経験があります
摂取量やタイミングについては個人差が大きいので、あくまで一般的な目安として捉え、体調に不安がある場合や持病がある場合は医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
まとめ
痩せ型体質の人にとって、ウエイトゲイナーは「食事だけでは摂り切れないカロリーを補う」ための選択肢のひとつです。ただ、選ぶ際は以下の3点を意識すると失敗しにくくなります。
- 1食あたりのカロリーは、まずマイルドなものから段階的に試す
- 大容量パッケージが前提なので、購入前に収納場所の奥行きを確認する
- 密閉容器への移し替えと、製品ごとの計量スプーンの実測を忘れない
狭いワンルームだと「置き場所」と「計量の正確さ」が地味にボトルネックになりやすいので、この2点だけでも押さえておくと、増量計画がぐっとスムーズになるはずです。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください:自宅用トレーニングベンチの選び方、折りたたみと耐荷重の比較
よくある質問
Q. ウエイトゲイナーとプロテインを同時に飲んでも大丈夫ですか?
A. 併用している人は一般的にいますが、両方合わせると総カロリー・総たんぱく質量がかなり多くなるので、まずは1日の合計摂取量を把握してから調整することをおすすめします。体調に不安がある場合は医師や薬剤師に相談してください。
Q. ゲイナーを飲んでも体重が全然増えないのですが、量を増やすべきですか?
A. 体質や普段の総摂取カロリーによって個人差が大きいところです。急に量を増やすとお腹の負担になることもあるので、まずは食事全体の記録を見直し、少しずつ量を調整していくのが無理のないやり方だと言われています。
Q. 開封後、どのくらいの期間で使い切るべきですか?
A. パッケージに記載された賞味期限とは別に、開封後はできるだけ早めに使い切ることが望ましいとされています。密閉容器で保管していても、湿気の多い季節は風味や状態が変わりやすいので、香りや見た目に違和感があれば使用を控えましょう。
Q. 牛乳で溶かすのと水で溶かすのとでは何が違いますか?
A. 牛乳で溶かすと総カロリーとたんぱく質量が増える傾向にありますが、乳糖でお腹がゴロゴロしやすい人は水や植物性ミルクの方が合う場合もあります。自分の体調に合わせて選んでみてください。
Q. 冷蔵庫が小さいのですが、溶かした後の保管はどうすればいいですか?
A. 一度水分と混ぜたゲイナーは傷みやすいため、基本的には作ったらできるだけ早く飲み切ることが推奨されています。長時間の持ち歩きや常温放置は避けましょう。
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