ダンベルの『レディース向け』『男女兼用』表記の違いが分からない人へ

ダンベルの『レディース向け』『男女兼用』表記の違いが分からない人へ|用語集のイメージ画像 用語集

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通販サイトでダンベルを検索していると、同じような見た目の商品なのに「レディース向け」と書かれているものと「男女兼用」と書かれているものが並んでいて、どっちを選べばいいのか分からなくなった、という経験はないでしょうか。

ダンベルというのは、片手または両手で持ち上げて使う、重りのついた筋トレ用の道具のことです。見た目はシンプルなのに、いざ買おうとすると表記の違いに戸惑ってしまう。特に一人暮らしを始めたばかりで、誰にも聞けないまま画面とにらめっこしている人は多いはずです。この記事では、その表記の正体を初心者向けに整理していきます。

何となくで選ぶと、こんなことが起きます

表記の意味が分からないまま「レディース向け」だから安心、と適当に選んでしまうと、こんな失敗が起こりがちです。

  • 想像より重く感じて、数回使っただけで箱の奥にしまい込んでしまう
  • 逆に軽すぎて、慣れてきた頃には物足りなくなり買い直しになる
  • 握った瞬間に「なんだか手のひらが痛い」と感じ、続ける気が失せる

特に3つ目の「握ると痛い」は見落とされがちですが、実はダンベル選びの失敗で一番多い原因のひとつだったりします。理由は後ほど説明しますが、これは重さだけの問題ではありません。

結論:違いの正体は「重さ」と「太さ」の2つ

先に結論を言ってしまうと、「レディース向け」「男女兼用」という表記が実際に指しているのは、多くの場合次の2点です。

  • 重量帯(何kgのラインナップが用意されているか)
  • グリップの直径(持ち手の太さ)

重量帯の違い

「レディース向け」と書かれた商品は、1kg〜3kg前後の軽めのラインナップを中心に展開していることが多いです。一方「男女兼用」は、1kg〜10kg以上まで幅広く揃えていて、重さそのものでは男女を区切っていないケースが目立ちます。

グリップの太さ(直径)の違い

そしてもう一つ、意外と見落とされがちなのがグリップの直径です。ダンベルの持ち手部分はシャフトと呼ばれますが、この太さがだいたい以下のように分かれています。

  • レディース向け:直径22〜25mm前後が多い
  • 男女兼用・男性向け:直径28〜32mm前後が多い

数ミリの差なんて大したことないと思うかもしれませんが、手の小さい人がこれを握ると、指がしっかり回りきらず、余計な力を入れて握りしめることになります。結果として握力ばかり疲れてしまい、鍛えたい部位に効かせる前に握力切れを起こす、という本末転倒な状態になりやすいんですよね。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください:身長150cm前後の小柄な女性が悩む筋トレ器具のサイズ選びでも触れていますが、体格による道具の合う・合わないは、思っている以上に運動の続けやすさに影響します。

実はこれ、業界統一の”公式基準”ではありません

ここで一つ、意外と知られていない事実を共有しておきます。

「レディース向け」「男女兼用」という言葉は、JISのような工業規格や、業界団体が定めた統一基準ではありません。あくまで各メーカーが独自につけているマーケティング上の呼び名にすぎないんです。

つまり、A社の「レディース向け」とB社の「レディース向け」で、重量帯もグリップの太さも全然違う、ということが普通に起こります。「レディース向けだから」という文字だけを信じて選ぶのは、実はかなり危ういというわけです。

必ず確認すべきなのは、表記の言葉そのものではなく、商品ページに書かれている「重量(kg)」と「グリップ直径(mm)」の数値です。この2つさえ見れば、レディース向けだろうと男女兼用だろうと、自分の手に合うかどうかを客観的に判断できます。

商品ページ・パッケージのどこを見ればいいか

具体的には、商品ページの「仕様」「スペック」といった欄を探してみてください。多くの場合、次のような項目が並んでいます。

  • 重量:1kg/2kg/3kgなど(セット内容も確認)
  • グリップ直径:○○mm
  • 素材:ラバーコーティング/クロムメッキ/鉄製など
  • 全長・全幅:○○cm

このうち素材の欄も地味に重要です。ラバーコーティングされたダンベルは、床に置いたときの音や傷がつきにくく、賃貸暮らしには扱いやすい傾向があります。逆にメッキ加工のスチール製は見た目がスタイリッシュですが、床に当たったときの音がやや響きやすいので、集合住宅では置き方に注意が必要です。ダンベルの素材そのものについては、ダンベルの『シャフト』『プレート』って何?仕組みが分からない人へも参考になります。

なお、フリーウェイトと呼ばれるダンベルのような器具は、マシン(座って使う大型の筋トレ機器)と比べても筋力向上の効果に大きな差はないとする研究報告もあります(出典:Haugen ME, et al. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2023)。どちらが優れているというより、扱いやすさや続けやすさで選んでよい、というのが今のところの見方のようです。

筆者の周りでも、自宅トレーニング器具の中で「ダンベルとベンチ(座ったり寝転んだりして使う台)を買ったのが一番よかった」という声をよく聞きます。この2つさえあれば上半身・下半身のさまざまな部位を一通り鍛えられるため、最初の1本を選ぶ段階で自分の手に合うものを選んでおくことは、思っている以上に大事なポイントです。

グリップの太さに不安がある場合は、可変式ダンベル(プレートを付け替えて重さを変えられるタイプ)の中にも、グリップ部分を太めに設計したモデルがあります。

グローブ・ウェアも合わせて見直す

ダンベルのグリップが自分に合っていないと感じる場合、トレーニンググローブを併用するのも一つの方法です。手のひらとグリップの間にクッションが入ることで、握った感触がやわらぎ、豆(まめ)ができやすい人には特に助かります。

また、ダンベルを使う動作は肩や腕を大きく動かすため、動きを妨げない伸縮性のあるウェアを選んでおくと快適さが変わってきます。

まとめ

「レディース向け」「男女兼用」という表記は、あくまでメーカーが独自につけた目安であり、統一された基準ではありません。表記の言葉だけで判断せず、商品ページに書かれている重量グリップ直径の具体的な数値を確認する、これが失敗しないダンベル選びの一番のコツです。

もちろん、実際に手に取って握ってみないと分からない部分もあるので、あくまで一般的な傾向として参考にしてもらえればと思います。

よくある質問

Q. レディース向けダンベルを男性が使ってもいいですか?

A. 問題ありません。「レディース向け」という表記は重量とグリップの太さの目安にすぎないので、男性でも軽めの重量やグリップの細さが自分に合っていると感じるなら、そちらを選んで問題ありません。

Q. 男女兼用のダンベルは女性には重すぎますか?

A. 一概には言えません。男女兼用は重量のラインナップが幅広いことが多く、1kgや2kgといった軽い重量も含まれている商品もあります。重すぎるかどうかは表記名ではなく、実際に選ぶ重量とグリップの太さで判断してください。

Q. グリップ直径以外に確認しておくべき点はありますか?

A. 全長・全幅のサイズと、床に置いたときの素材(ラバーか金属か)も確認しておくと安心です。特に賃貸で使う場合、床への当たり方が生活音に影響することがあります。

Q. デザインや色だけで選んでも大丈夫ですか?

A. デザインの好みで選ぶこと自体は悪いことではありません。ただ、重量とグリップ直径の数値を確認せずに見た目だけで決めると、握りにくさや重量のミスマッチに気づくのが使い始めてからになってしまいます。デザインは最後の決め手として使うくらいがちょうどいいと思います。

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